入れ歯のにおい |
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●歯磨きや歯石除去…専門医が訪問 寝たきりの高齢者の介護において、歯磨きや歯石除去などの口腔ケアの重要性が注目されている。高齢者に多い呼吸器の感染症の防止効果や、寝たきりの原因になった病気の症状回復にも役立つという。 (大阪府守口市の歯科医の訪問ケアに同行。) 3年前妻が脳内出血で倒れ、1年半の入院後自宅療養に切り替えたが、全身マヒは残っているという、守口市内の夫婦宅へ訪問。 介護ベッドの背もたれ部分を立てて、歯ブラシですみずみまで歯磨き。口に水を流し込んですすぐ。もちろん歯石もチェック。要する時間は約30分だ。 この女性は昨年5月からかかりつけの医師の紹介で、この歯科医の訪問ケアを受け始めた。 それまではガーゼで口を拭く程度の彼女の口の中はぼろぼろで、初めの内は歯ブラシを使うたびに歯茎から血が出て、口の中が真っ赤になったという。現在は月1回の訪問ケアを受け、正常な状態に戻り、日常の歯磨きは家族でも出来るようになった。 入院中は食道の途中に開けた穴からチューブを通し、液体食を注入して食事を取っていたが、口内が正常に戻った今は、おかゆなども口にすることができ、表情も明るく、笑顔を見せたり舌を前へ出したりすることもできるようになった。口臭もなくなったという。 「寝たきりの人が臭いによって周りから避けられてしまうことがある。その多くは口臭であり、これらは口腔ケアで得改善できる。その結果として家族とのコミュニケーションが復活するなど、臨床的にも重要である。」とこの歯科医は話している。 介護保険で口腔ケアをどのように扱うかは、老人保健福祉審議会で現在検討中。今年9月の中間報告によると、介護保険の「居宅療養管理指導」に該当するが、厚生省は「実際に歯科衛生士が歯磨きなどをする場合、介護保険・医療保険のどちらの対象とするかは、これからの議論になる」としており、来年3月頃の最終報告待ちとなっている。また、ホームヘルパーや介護施設における口腔ケアに対する認識の遅れを心配する声もある。 《毎日新聞 98年10月31日付》 |
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